いちろう先生に直撃インタビュー

Q 昨年1年を振り返ってお尋ねいたします。   まず、先生にとって一番ウェイトの高い出来事といえば、やはりリサイタル開催 でしたでしょうか?

せんせい もちろんそうですね。企画から準備全てを一人でこなすのは並大抵ではありませんが、 とても充実感があります。本番直前になるとほとんど事務仕事に追われ、練習時間が 足りなくなってしまいます。なので早め早めの準備を心がけています。

Q さまざまな演奏会などを経験されたと思いますが、印象深い出来事はありましたか?


せんせい お母様も先生で、娘さんも演奏家というご一家の記念演奏会のお手伝いをさせて頂いた時に、年輪と言いますか、努力を重ねて積み上げてきた年月をしみじみと感じました。

Q 各地を回られることも多いですが、楽しみは何ですか?

せんせい やっぱり当地ならではの食材とお酒です!!!そして皆さんとの食事。
これに勝るものはありません。


Q 昨年は南米にも演奏でいらっしゃったのですが、気候風土など、箏の演奏において
日本と違うなと思われたことはありませんか?

せんせい ブラジルは夏、と聞いて行ったのにまるで夏前の梅雨。それも湿度はもっともっと高くて、
楽器がしっとりと湿っていて演奏しにくかったです。
琴柱が湿り気で動かし辛く、曲間が短い際のチューニングが大変でした。


Q 普段のお稽古のとき、教えるという意味で一番難しいと思われることは何ですか?

せんせい 伝えたい事をそれぞれに合った言い回しや言葉を選んで、なるべく理解しやすい表現をする ことでしょうか。同じ奏法でも、経験値や曲によって様々な伝え方があると思っています。 それをその時々の状況に合わせてお話ししていくことは大変気を使って難しい事だと思って います。


どうもありがとうございました。
今年も先生のご活躍をお祈りしております!
そしてまた皆様のご声援をこれまで同様どうぞよろしくお願いいたします!!
(2009年1月25日 by 管理人)