トピックス
2008/7/18 7月度の広島レッスン当日、久しぶりにお会いした先生は夏バージョンのさわやかなヘアスタイルに、まぶしいほどの笑顔で迎えてくれました。猛烈に忙しい6月からのスケジュールをこなして、これもスーパーな先生ならではのこと、いつもながらお元気で、また生徒の様子もよく見て気遣ってくださるやさしさの上に、びしびしとそして的確なご指導をくださいました。広島は34度近くまで気温があがった暑い日でしたが、「暑いのは平気!」とのことで、そういえば、先生は暑い国々への訪問もしばしばだったな、と思い返し、納得すると同時に、暑さが苦手な私にはうらやましい限りでした。
7月16日にお誕生日を迎えた先生は、ますます今が旬!とばかりの勢いで、これからも私たちをひっぱって高みに上げてくださることでしょう。「先生のご活躍が私にはまぶしすぎて・・・」と申し上げると、「なーに、いまさらそんな水臭いこと言ってんの!ただ地道にやるべきことをきちんとこなしているだけのこと。」と、それがなかなかできないことなのですが。
先生をご宿泊先までお送りする道中に先生が見つけた大きくて神秘的な赤い月が、我が家に帰ってくる頃には、美しく輝きを増して空に上っておりました。
2008/3/1 高畠先生がゲスト出演された第2回ふるさと川原石箏・尺八コンサートが無事終了。
2008/1/19-20 今年最初の広島三軒会レッスンが行われました。19日の夜は広島の尺八の先生方を交えて東広島の酒どころ西条の山陽鶴さんが経営するお店で新年会を開催。翌日は、思わぬ大雪にもめげずにホットなレッスンが行われました。しかし、一日中雪は降り続き、まるで高畠先生の箏の音色に合わせるように、雪は舞い・・・。なんとも幻想的でありました。それにしても、帰りの広島空港からの飛行機便がなんとか無事に飛んでくれてホッとしました。
2007/12/16 高畠一郎先生がCDレコーディングに参加した「春の海 〜宮城道雄 作品集〜」が12月19日に発売されます。
全7曲のうち、一郎先生は「さらし風手事」と「瀬音」に参加されています。
メインは砂崎智子先生、尺八には藤原道山さんも加わる豪華メンバー。
2100円。お問い合わせは高畠一郎まで。
♪♪紹介ページ
2007/11/11 高畠一郎箏リサイタル「あさはふる」が250名を収容する紀尾井小ホールにおいて開催されました。
東京は小雨模様。しかし4:30の開場を待つお客様が早くからホール入り口にあふれ、受付にも緊張が走ります。4:50。すでに199名が入場されました。5:00まもなく開演。
会場は一瞬暗転に包まれます。緞帳が上がり、スポットライトの中央にはメタルっぽいシャツに身を包んだ一郎先生が、十七絃に向かって現れます。牧野由多可作曲の十七絃独奏による主題と変容「風」が静かに始まりました。客層のこと、音響のこと、段取り、打ち合わせ、たったひとりで陣頭指揮をとり、しかし皆の協力を得ながら、今日のこの一瞬があるのでしょうが、いま一郎先生はそれらのすべてを越え、音の世界にしっかりと足を踏みしめて立っていました。
賛助の西陽子さんとの「波」が終った瞬間の客席からの「すごい!」という声はきっと本人にも届いたことでしょう。
藤井昭子さん、藤原道山さんとの協演「新青柳」でもまたプロの技に引き込まれてしまいました。間合いや息のあわせはもちろん、揺れ、微妙な音の流れの均衡がぴったりと、本当に神業のように揃っていて、一郎先生の歌がはっきりと意味をもって伝わってきました。
このような方々に支えられつつ、一郎先生にはこれからももっともっと多くの人たちに、邦楽のすばらしさを伝えていってくれることでしょう。

終了後、ロビーに出てきた先生は来場してくださったみなさんにお礼を述べたり握手したり一緒に写真に納まったりと大忙しでした。来場者とのショットもあったのですが、無許可ゆえここには載せておりません。
管理人は19:50発の新幹線に乗るため、後片付けまでお手伝いができませんでした。その後のお話などきっとまた「いちろう記」で拝見できることでしょう。
ASAHAFURU
kaze
石見の海 角の浦廻を 浦なしと 
人こそ見らめ 潟なしと 
人こそ見らめ よしゑやし 
浦はなくとも よしゑやし 
潟はなくとも 鯨魚取り 海辺を指して 和田津の 
荒礒の上に か青なる 玉藻沖つ藻 

朝羽振る 風こそ寄せめ 
夕羽振る 波こそ来寄れ 波のむた 
か寄りかく寄り 玉藻なす 
寄り寝し妹を 露霜の 置きてし来れば この道の 
八十隈ごとに 万たび  かへり見すれど いや遠に 
里は離りぬ いや高に 山も越え来ぬ 夏草の 
思ひ萎へて 偲ふらむ 妹が門見む 靡けこの山

万葉集巻2−131
雑歌
柿本人麻呂

柿本人麻呂が石見の国で
妻と別れて京に上る時の歌。
2007/08/17-18 広島第3回目のレッスンは無事終了しました。お盆明けの土日という設定にも負けず、また暑い日でしたが、元気に参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。お疲れさまでした。
高畠先生はサービス精神旺盛で、質問に気軽に答えながら、「ロンドンの夜の雨」をぱらぱらっと弾いてくれました。右の写真は18日の様子。
2007/07/20-21 高畠先生を迎えての広島での第2回目のレッスンが開催されました。
20日(金)は午後からお弟子さんの自宅で3名、21日(土)午前午後は私管理人の勤める職場の講堂で7名が参加しました。お弟子さんのお稽古以外に、今回はワンレッスンの方も多く、自分が見てもらいたい曲を持ってきてアドバイスを受けておられました。曲も古典から現代曲まで幅広く、そのアドバイスの内容もその人に合わせ的確で、高畠先生の集中力は終始切れることがありませんでした。
「八段の調べ」では、その押し手のバリエーションの多さに加えて、段物の拍子の切れ目を把握することにより、アタマを意識してフレーズで捕えて弾く点が勉強になりました。また「八千代獅子」では歌の音程を変えていく部分の声の出し方や、やはり押さえの細かな注意点も部分練習の大切さを感じました。基礎に裏づけされた技術は、こうしたみっちりと教えてくれる先生についたら、本人次第でどんどん身につくから、ぜったいに受けるべきだと思いました。
次の機会もまたHP上でお知らせしたいと思いますし、このサイトをごらんになっている方で、高畠先生の出張レッスンを受けてみたいなという方がおられましたら、「お問い合わせ」のところからメールでご連絡ください。なお、ファンクラブ会員になってくださった方には、優先して開催日をお知らせいたします。
そして、高畠先生に公式ホームページには演奏会情報も掲載されていますので、お近くの方はぜひお越しになり、演奏を聴いていただきたいと思います。
 2007/06/23  トモゴンこと砂崎知子先生の全国ツアーも中盤を迎えたこの日、高畠先生は他のメンバーとともに京都公演に出演。演奏した曲は、「ヴィヴァルディの四季−春」と「瀬音」。いずれも十七絃を担当されました。
今回は裏方の取材はできませんでしたが、推察するに高畠先生は砂崎先生の手足となり、事務方や地元の先生方などとの間で、いろいろと気配り目配りをされていたのではなかろうかと思います。右の写真は、終了後受付けで挨拶に出てこられた砂崎先生とおそらくは地元の先生といっしょに写真撮影されているところを横取り(これが本当の横撮り)したものです。(苦笑)
 
     左の写真は、幕間で高畠先生が曲の解説などをされているところ。

私、管理人が前から2列目に座っていたら、舞台裾からステージに現れて、ちょうどいい位置だったもので思わず撮影したものです。撮影禁止とは確かどこにも書いてなかったけれど、誰も演奏中の写真を撮っている様子はなかったので、私も自粛いたしました。これは京都まで出向いたせめてもの記念。